台湾支持の議員連盟「フォルモサクラブ」の欧州議会、欧州各国及びカナダ国会の共同代表25名が台湾時間の24日夜、頼清徳総統と蕭美琴副総統の就任に対する祝意と、今月23日と24日に台湾周辺海域で軍事演習を行った中国を非難する共同声明を発表した。欧州「フォルモサクラブ」が長期にわたり台湾の民主主義を支持していることに対し、中華民国（台湾）外交部は「心から歓迎し、感謝する」とコメントした。共同声明の概要は以下のとおり。
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世界各国の来賓が台湾で行われた頼清徳総統の就任式典に参列し、台湾の活発な民主主義を支持する立場を示した。頼総統は就任演説で、台湾の民主主義の価値を強調し、台湾海峡の平和と安定を維持するという強い思いを伝えた。しかしながら遺憾なことに、新総統の就任の3日後、中国は一方的に台湾周辺海域で2日間にわたる軍事演習「聯合利剣-2024A」を実施すると発表し、台湾周辺地域の緊張状態を作り出した。
台湾海峡の平和と安定が世界の安全と繁栄を左右するものであることは、すでに国際社会にとっての共通認識となっている。しかるに中国は台湾の民主主義に繰り返し脅威を与え、台湾海峡の現状を一方的に破壊しようと試み、インド太平洋地域の平和と安定に危害を加えている。中国が軍事演習「聯合利剣-2024A」を実施したタイミングは、台湾の民主主義に対する中国の意図的な圧力と脅威を改めて浮き彫りにするものだ。「フォルモサクラブ」は中国に対し、理性と自制を求め、台湾海峡の平和と安定に対する一方的な破壊行為と地域の緊張を高める行為を停止するよう呼びかける。
中国からの脅威を受けながら、台湾は依然として公衆衛生などさまざまな領域において国際社会への積極的且つ専門的な貢献を続けている。世界保健機関（WHO）は世界の人々の福祉を優先し、台湾が第77回世界保健総会（WHA）に有意義な参加を果たせるようにすべきである。
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これに対して外交部は、「フォルモサクラブが長期にわたり台湾海峡の安全情勢に関心を寄せていること、具体的な行動によって民主的で自由な台湾に対する揺るぎない支持を見せていることに感謝する」、「今後もわが国は欧州など近い理念を持つパートナーとの連携を強化し、自由と民主主義の価値を守り、ルールに基づく国際秩序を維持し、世界に向けて民主主義の台湾を守る決意を示していきたい」などとするコメントを発表した。